鼠原村(読み)ねずんばらむら

日本歴史地名大系 「鼠原村」の解説

鼠原村
ねずんばらむら

[現在地名]旭町坂本さかもと

現旭町の南西部、雲月うつつき(九一一・八メートル)の北東麓に位置。東は八木やつぎ村・都川つかわ村、北は今市いまいち村、南は雲月峠を越えて安芸国土橋つちはし(現広島県芸北町)。今市村から当村を経て都川村へ出る往来が通る。正保国絵図に村名がみえ、高二五三石余。古高二一八石余、寛永一四年(一六三七)の検地高三四八石余(明治四年万手鑑)。天保郷帳では古くは鼠原村・八木村二ヵ村と注記して高三九四石余。庄屋は碇・山崎・大賀各氏が勤め、八木村と柚根ゆね(現金城町)も兼帯した。三つの集落に分れ、産物は米と半紙。文久二年(一八六二)当時、鉄穴山が二ヵ所あり、庄屋分とされている(山崎家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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