日本歴史地名大系 「陰徳太平記」の解説
陰徳太平記
いんとくたいへいき
陰徳太平記
いんとくたいへいき
陰徳太平記
いんとくたいへいき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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戦国・織豊期の西日本を舞台とする軍記。岩国吉川(きつかわ)家の老臣香川正矩の遺稿を次男景継(尭真,宣阿)が集成し,1712年(正徳2)に刊行。81巻。大内氏を頼った足利義稙に筆を起こし豊臣秀吉の死による朝鮮の役の終焉まで,毛利氏の中国制覇を軸に,大内,尼子,大友など中国,四国,九州の諸氏の興亡,織豊政権による統一を描く。陰徳とは争乱を生きぬいた毛利家の徳をたたえたもの。
執筆者:加藤 益幹
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