鼬眉目佳し(読み)いたちみめよし

精選版 日本国語大辞典 「鼬眉目佳し」の意味・読み・例文・類語

いたち【鼬】 眉目(みめ)(よ)

  1. 鼬の醜い顔を、わざと器量がいいと反対にいう語。鼬に出会った時の呪文(じゅもん)。鼬の声を聞くと火事にあい、群れをなして鳴くと凶事があるという迷信があり、その時、この語をとなえると、火災、凶事から免れるという。
    1. [初出の実例]「『鼬(イタチ)眉目(ミメ)よし。ま一度こい、顔見う』と世話にいふを、秀句ずきなる人の門にて、『いかきみめよし、めす』と言ふ」(出典咄本醒睡笑(1628)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 イタチ 実例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む