精選版 日本国語大辞典 「鼬眉目佳し」の意味・読み・例文・類語 いたち【鼬】 眉目(みめ)佳(よ)し 鼬の醜い顔を、わざと器量がいいと反対にいう語。鼬に出会った時の呪文(じゅもん)。鼬の声を聞くと火事にあい、群れをなして鳴くと凶事があるという迷信があり、その時、この語をとなえると、火災、凶事から免れるという。[初出の実例]「『鼬(イタチ)眉目(ミメ)よし。ま一度こい、顔見う』と世話にいふを、秀句ずきなる人の門にて、『いかきみめよし、めす』と言ふ」(出典:咄本・醒睡笑(1628)八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例