鼻の下の建立(読み)ハナノシタノコンリュウ

デジタル大辞泉 「鼻の下の建立」の意味・読み・例文・類語

はなした建立こんりゅう

寺社などで寄進を集めるのは、僧侶神官生活のためであるということ。
人道道徳のと云うが頭巾を取れば皆鼻の下喰う殿でん建立だ」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「鼻の下の建立」の意味・読み・例文・類語

はな【鼻】 の 下(した)の建立(こんりゅう)

  1. 寺社などで寄進を募るのは、実は僧侶や神官の生活の手段のためであるの意。
    1. [初出の実例]「かまどのけむり賑々と立 鼻の下建立の場と打見へて」(出典:雑俳・雲鼓評万句合‐延享二(1745))

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