デジタル大辞泉 「齧り付き」の意味・読み・例文・類語 かぶり‐つき【×齧り付き/×噛り付き】 《舞台にかぶりつくようにして見るところから》舞台際の客席。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「齧り付き」の意味・読み・例文・類語 かぶり‐つき【齧付・噛付】 〘 名詞 〙① ( 舞台にかぶりつくようにして見る場所の意から ) 劇場の、舞台際の土間。または最前列の客席。大坂の劇場でいい始めた言葉。江戸では小一(こいち)とも。雨(あま)落ち。[初出の実例]「注文の通り・近眼が誉るかぶり付」(出典:雑俳・水加減(1817))② 転じて、寄席の出番順の名の一つ。中入り直後の出番。客席のざわめきが静まりきらないので演じにくい。とっつき。くいつき。③ 飲食店などで、調理場の外まわりに設けられている飲食の台。カウンター。[初出の実例]「大学の近くの学生許りが集るおでん屋のかぶりつきの席であった」(出典:明妃曲(1963)〈井上靖〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例