齧り付き(読み)カブリツキ

デジタル大辞泉 「齧り付き」の意味・読み・例文・類語

かぶり‐つき【×齧り付き/×噛り付き】

舞台にかぶりつくようにして見るところから》舞台際の客席

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精選版 日本国語大辞典 「齧り付き」の意味・読み・例文・類語

かぶり‐つき【齧付・噛付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 舞台にかぶりつくようにして見る場所の意から ) 劇場の、舞台際の土間。または最前列の客席。大坂の劇場でいい始めた言葉。江戸では小一(こいち)とも。雨(あま)落ち。
    1. [初出の実例]「注文の通り・近眼が誉るかぶり付」(出典:雑俳・水加減(1817))
  3. 転じて、寄席出番順の名の一つ。中入り直後の出番。客席のざわめきが静まりきらないので演じにくい。とっつき。くいつき。
  4. 飲食店などで、調理場の外まわりに設けられている飲食の台。カウンター
    1. [初出の実例]「大学の近くの学生許りが集るおでん屋のかぶりつきの席であった」(出典:明妃曲(1963)〈井上靖〉)

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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