日本歴史地名大系 「龍ノ口城跡」の解説
龍ノ口城跡
たつのくちじようあと
[現在地名]岡山市祇園
標高二五七・一メートルの龍ノ口山山塊の最北の峰にあり、北麓を旭川が流れる。所元常が城主となった(備陽国誌)。「黄薇古簡集」に載せる年未詳五月一九日の三村家親書状、同じく年未詳二月四日の金吾書状などによれば度々籠城が試みられており、要害堅固な城であったと考えられる。なお家親書状では三の丸の存在も知られる。
所氏は備中
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報