龍華会(読み)りゅうげえ

精選版 日本国語大辞典 「龍華会」の意味・読み・例文・類語

りゅうげ‐え‥ヱ【龍華会】

  1. 〘 名詞 〙
  2. りゅうげさんえ(龍華三会)
    1. [初出の実例]「我今弟子付彌勒、龍華会中得解脱」(出典往生要集(984‐985)大文三)
  3. 近江国(滋賀県)三井の園城寺で、龍華三会の暁に遇うことを願って、彌勒菩薩本尊として修する法会。また、この種の法会を一般諸寺までも行なった。
    1. [初出の実例]「我大伽藍、湏龍華会、以為遇慈尊之謀」(出典:本朝続文粋(1142‐55頃)一一・園城寺龍華会縁起〈藤原実範〉)
  4. 灌仏会(かんぶつえ)の日に、彌勒に遇うことを願って行なった法会。《 季語・春‐夏 》 〔俳諧・増山の井(1663)〕 〔荊楚歳時記

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