龍馬(読み)りゅうめ

精選版 日本国語大辞典 「龍馬」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐め【龍馬】

〘名〙 (「め」は「馬」の呉音、「ば」は漢音、「ま」は慣用音)
① きわめてすぐれた駿足の馬。たつのうま。りゅうば。りょうめ。りょうば。
延喜式(927)二一「祥瑞〈略〉神馬 龍馬長頸、額上有翼、踏水不没」
将棋で、角行が敵陣の三段目以内にはいって成ったもの。角行の性能にさらに前後左右に一格ずつ動く性能が加わる。馬。「りゅうま」は俗称。
咄本・鹿の巻筆(1686)一「飛車一方大将なれば、後に龍王となる、角は麒麟のいかりあれば龍馬となる」

りょう‐め【龍馬】

〘名〙 =りゅうめ(龍馬)
※読本・雨月物語(1776)蛇性の婬「馬とあひては龍馬(リャウメ)を生といへり」

りゅう‐ま【龍馬】

〘名〙 「りゅうめ(龍馬)②」の俗称。

りょう‐ば【龍馬】

〘名〙 =りゅうめ(龍馬)

りょう‐ま【龍馬】

〘名〙 =りゅうめ(龍馬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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