龍駕(読み)りょうが

精選版 日本国語大辞典 「龍駕」の意味・読み・例文・類語

りょう‐が【龍駕】

〘名〙 (「りょうか」とも) 天子の乗る車駕。天子の車。りゅうが。
田氏家集(892頃)上・和宮部藤郎中感曹局前棲鳥有雌雄「龍駕往還推得意、鵲橋高下暗難量」
太平記(14C後)三「翌日龍駕(レウガ)を廻して六波羅へ成し進らせんとしけるを」 〔沈約‐斉故安陸昭王碑文〕

りゅう‐が【龍駕】

江戸から東京へ(1923)〈矢田挿雲〉九「明治天皇侍医を差遣せらるるのみならず、二回まで龍駕(リウカ)を枉げて公の病床を訪はせ玉ふたが」

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