龍駕(読み)りょうが

精選版 日本国語大辞典 「龍駕」の意味・読み・例文・類語

りょう‐が【龍駕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「りょうか」とも ) 天子の乗る車駕。天子の車。りゅうが。
    1. [初出の実例]「龍駕往還推得意、鵲橋高下暗難量」(出典田氏家集(892頃)上・和宮部藤郎中感曹局前棲鳥有雌雄)
    2. 「翌日龍駕(レウガ)を廻して六波羅へ成し進らせんとしけるを」(出典:太平記(14C後)三)
    3. [その他の文献]〔沈約‐斉故安陸昭王碑文〕

りゅう‐が【龍駕】

  1. 〘 名詞 〙りょうが(龍駕)
    1. [初出の実例]「明治天皇は侍医を差遣せらるるのみならず、二回まで龍駕(リウカ)を枉げて公の病床を訪はせ玉ふたが」(出典:江戸から東京へ(1923)〈矢田挿雲〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android