ぶぶ(読み)ブブ

デジタル大辞泉 「ぶぶ」の意味・読み・例文・類語

ぶぶ[副]

[副]《「ぶんぶん」の撥音の無表記》ハチ羽音を表す語。
「大きさ三寸ばかりなる蜂の…―と言ひて」〈今昔・二九・三六

ぶぶ[名]

湯または茶をいう幼児語女性語
「―もここに冷ましてあるぞえ」〈洒・南遊記〉

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精選版 日本国語大辞典 「ぶぶ」の意味・読み・例文・類語

ぶぶ

  1. 〘 名詞 〙 茶または湯をいう幼児・女性語。
    1. [初出の実例]「お清は六つ中娘、かか様、ぶぶがのみたいも」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)上)

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普及版 字通 「ぶぶ」の読み・字形・画数・意味

】ぶぶ

肥沃のさま。

字通」の項目を見る


】ぶぶ

茂るさま。

字通「」の項目を見る

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