アルフェルトのファグス工場(読み)アルフェルトのファグスこうじょう

世界遺産詳解 の解説

アルフェルトのファグスこうじょう【アルフェルトのファグス工場】

2011年に登録された世界遺産(文化遺産)。ファグス工場は、ドイツ北西部、ニーダーザクセン州ヒルデスハイム郡アルフェルトにある製靴工場。設計者はワルタ-・グロピウス(1883~1969年)とアドルフ・マイヤー(1881~1929年)という後にバウハウスの名建築家と評される2人の若手建築家であり、巨大なガラス全面に使用した斬新さと機能美は、モダニズム工業建築物の歴史の1ページを飾る作品として、その芸術性が評価されてきた。1911年に着工し、1925年に完成した10棟からなる工場では、製造保管・発送・流通など製造工程のすべてを備え、現在でも靴をつくり続けており、一部はファグス-グロピウス博物館となっている。◇英名はFagus Factory in Alfeld

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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