クレープ(織物)(読み)クレープ

百科事典マイペディア 「クレープ(織物)」の意味・わかりやすい解説

クレープ(織物)【クレープ】

布面に波状のちぢれを出した織物総称和服地(ちぢみ)織に相当する。一般には強撚(きょうねん)糸を経(たて)または緯(よこ)に用いて織りちぢれを出すが,最近はロールで型押しするエンボス加工によるものなどもある。絹地のクレープはフォーマルな婦人服,服飾品,裏地などにし,クレープデシン,クレープサテンなどがある。綿クレープは涼感があるので夏の服地下着とされる。最近は化繊合繊も用いる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android