ロール(その他表記)roll

翻訳|roll

デジタル大辞泉 「ロール」の意味・読み・例文・類語

ロール(roll)

[名](スル)
巻いて作ったもの。巻いてあるもの。「ロールカステラ」「バターロール
ローラー1」に同じ。
ローリング2」に同じ。
「船全体をきしませ、ぐうっと右に―した」〈宮本伸子
ロールフィルム」の略。

ロール(role)

役割役目任務。「ロールプレーイングゲーム」

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精選版 日本国語大辞典 「ロール」の意味・読み・例文・類語

ロール

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] roll 巻く意 )
  2. 巻くこと。巻いて形づくること。また、そのもの。巻き毛、巻きパンなど。
    1. [初出の実例]「絵が、フィルムとおなじ巻物(ロール)であることも不思議ではない」(出典:日本芸術と漫画(1940)〈今村太平〉二)
  3. ローラー
    1. [初出の実例]「其面に灰を撒し、鉄製の転軸 『ロール』と云、修路のとき平均に築固する具 にて、平かに築固して冷碍せしむ」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  4. ローリング
    1. [初出の実例]「船全体を軋ませ、ぐうっと右にロールした」(出典:伸子(1924‐26)〈宮本百合子〉三)

ロール

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] role ) 演劇で、役。役割。
    1. [初出の実例]「劇場の舞台ならぬ現実の生活に此のやうな美しい役目(ロール)が又とあらうか」(出典:あめりか物語(1908)〈永井荷風〉六月の夜の夢)

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図書館情報学用語辞典 第5版 「ロール」の解説

ロール

(1)ある文献の主題概念を複数索引語で表現したときに,個々の索引語が文献において持つ役割や機能(行為原因結果手段道具など)を明示するために,索引語に付与される役割.きめの細かい検索を可能とすることを目的としている.しかし,ロールの付与にはかなりの作業を伴うため,実際に採用している索引システムは少ない.(2)ロールの記号表現,あるいはロールを処理するための記号的メカニズム

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロール」の意味・わかりやすい解説

ロール
ろーる
roll
roller

品物の圧延やつや出しなどに用いる、表面に必要形状の孔型を取り付けのできる円柱形の部品。板材圧延用のロールは円筒形で、圧延時のたわみおよび熱膨張を考慮し、一般に熱間圧延用は中凹状に、冷間圧延用は中凸状に表面を研摩し、圧延時に完全な円筒状になるようにする。圧延作業においてロールの良否は、圧延能率、品質、生産量、生産費などに大きな影響を及ぼす。直接に材料と接するロールを作業ロールと、作業ロールのたわみを防止する目的で作業ロールに接触して補強するバックアップロールとがある。熱間圧延のロールは鋳鋼、鍛鋼、ダクタイルあるいはノジュラー鋳鉄でつくられ、冷間圧延のロールは表面部に焼きを入れるか、チル鋳物(チルドロール)にして表面を硬くする。

[志村宗昭]

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パラグライダー用語辞典 「ロール」の解説

ロール

ローリングのこと。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロール」の意味・わかりやすい解説

ロール

社会的役割」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のロールの言及

【圧延機】より

圧延を行うのに使用される機械の総称。ロールを平板上,または相手ロールと対にして転がし,その間で材料を薄く延ばすことがその基本である。
[沿革]
 圧延機と名づけられる最初のものは,レオナルド・ダ・ビンチの発明したものにさかのぼる。…

※「ロール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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