マントヴァとサッビオネータ

世界遺産詳解 の解説

マントヴァとサッビオネータ【マントヴァとサッビオネータ】

2008年に登録されたイタリアの世界遺産(文化遺産)で、同国北部、ロンバルディア州に位置する。ともにルネサンス期の都市計画建築を代表する町である。マントヴァは、三方を湖に囲まれ、町はローマ時代から存在した。ルネサンス期にここを支配したゴンザガ家により建物は改装され、町は拡張されて発展した。ゴンザガ家は芸術と文化を保護し、画家のアンドレア・マンテーニャなどが活躍した。マントヴァから30km離れた郊外にあるサッビオネータは、ヴェスパシアーノ・ゴンザガ・コロナが16世紀後半に都市計画に基づいて創建した理想都市である。ルネサンス期の都市計画、建築を具現していることなどが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はMantua and Sabbioneta

出典 講談社世界遺産詳解について 情報