三農(読み)サンノウ

デジタル大辞泉 「三農」の意味・読み・例文・類語

さん‐のう【三農】

《「周礼天官大宰の「三農九穀を生ず」から》平地で行う農業(平地農)、山地で行う農業(山農)、川沢で行う農業(沢農)のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三農」の意味・読み・例文・類語

さん‐のう【三農】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「周礼‐天官・大宰」の「三農生九穀〈注〉鄭司農云、三農、平地・山・沢也」から ) 平地での農耕と、山地での農耕と、川沢での農耕の称。転じて、農作業をすること。また、それによる収穫
    1. [初出の実例]「誠使三農叶節千箱盈一レ庾」(出典経国集(827)二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android