デジタル大辞泉
「停」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
とどみ【停】
〘名〙 潮が満ちとどまっていること。また、その時。
満潮。
潮合。
※
万葉(8C後)九・一七八〇「
夕潮の 満ちの登等美
(トドミ)に み船子を 率
(あども)ひたてて」
[
補注]
挙例「万葉‐一七八〇」の「と
どみ」の「み(美)」は甲類音であるから、上二段動詞「とどむ」の連用形の
名詞化とはいえない。四段活用の「とどむ」が存在して、その連用形の名詞化とする説もある。万葉例を「ととみ」と訓み、肥える意の「ととう(肥)」と同語源かとする説もある。
ちょう‐・ず チャウ‥【停】
〘他サ変〙 やめる。
※俳諧・父の終焉日記(1801)五月一三日「もし死れた
らんにさまで好まれしを停じて、後に悔るともかひなからん」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報