八木忠栄(読み)やぎ ちゅうえい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「八木忠栄」の解説

八木忠栄 やぎ-ちゅうえい

1941- 昭和後期-平成時代の詩人
昭和16年6月28日生まれ。「むむ」「新日本詩人」「悪徒」「炎」「ぎゃあ」などの同人をへて,昭和37年詩集「きんにくの唄」を発表。日常感覚のわずかな裂けめに地獄をかいま見るような詩風。「現代詩手帖」編集長をつとめたのち,48年から個人詩誌「いちばん寒い場所」をだしつづける。詩集はほかに「雨はおびただしい水を吐いた」「雲の縁側」(現代詩花椿賞),エッセイに「詩人漂流ノート」など。落語に関する著作も多い。セゾン文化財団常務理事。27年「雪、おんおん」で詩歌文学館賞,現代詩人賞。新潟県出身。日大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android