内牧菅原神社(読み)うちのまきすがわらじんじや

日本歴史地名大系 「内牧菅原神社」の解説

内牧菅原神社
うちのまきすがわらじんじや

[現在地名]阿蘇町内牧

内牧町の西に位置し、祭神は菅原道真、相殿に大物主大神を祀る。明治四年(一八七一)郷社に列したが、同八年村社となる。永禄年間(一五五八―七〇)辺春丹波守盛道が内牧城を築き、守護神として城内に天満宮を建てる。天正年間(一五七三―九二)島津氏の攻略に遭い内牧城は落城、社は蛭池びるいけに移り、慶長元年(一五九六)満念まんねん寺と同一敷地に移し、明治初年まで神仏混淆で満念寺の社僧が祭祀した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android