北村 季晴(読み)キタムラ スエハル

20世紀日本人名事典 「北村 季晴」の解説

北村 季晴
キタムラ スエハル

明治〜昭和期の作曲



生年
明治5年4月16日(1872年)

没年
昭和6(1931)年6月17日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京音楽学校師範部〔明治26年〕卒

経歴
田中正平に学び、洋楽邦楽を研究。初め青森、長野各県師範学校教諭を務め、明治38年東京の三越音楽部主任となり、「露営の夢」「須磨の曲」「離れ小島」など新様式の作曲を発表して有名になった。42年東京に北村音楽協会を設立長唄など三味線名曲を五線譜に採用して出版、また日本歌劇さきがけ「どんぶらこ」なども作曲。昭和2年北村児童歌劇協会を設立、新しい児童歌劇の発展に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北村 季晴」の解説

北村季晴 きたむら-すえはる

1872-1931 明治-昭和時代前期の作曲家。
明治5年4月16日生まれ。音響学者田中正平の指導をうける。三越呉服店音楽部主任をへて,明治42年北村音楽協会を設立。長唄などの邦楽を五線譜上に採譜した。作曲に唱歌「露営の夢」「信濃の国」,歌劇「どんぶらこ」など。昭和6年6月17日死去。60歳。東京出身。東京音楽学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「北村 季晴」の解説

北村 季晴 (きたむら すえはる)

生年月日:1872年4月16日
明治時代-昭和時代の作曲家;演出家
1931年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android