千種庵(初代)(読み)ちくさあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「千種庵(初代)」の解説

千種庵(初代) ちくさあん

1761-1811 江戸時代中期-後期狂歌師
宝暦11年生まれ。江戸浅草にすみ,書店をいとなんだ。頭光(つむりの-ひかる)の門人で,壺側の判者となった。文化8年4月26日死去。51歳。常陸(ひたち)(茨城県)出身。姓は山中。名は恒海。通称は要助。初号は霜解道和留(しもどけの-みちわる),のち千種庵霜解,霜翁。編著に「狂歌続後万載集」など。

千種庵(4代) ちくさあん

1838-1899 幕末-明治時代の狂歌師。
天保(てんぽう)9年生まれ。江戸北品川で仕出屋をいとなむ。鶏告亭夜宴の門にはいり,さらに古面翁(こめんおう),燕栗園千寿(ささぐりえん-ちほぎ)についてまなび,千種庵4代を襲名した。明治32年6月9日死去。62歳。本名は佐野恒七。別号に鶏田舎秋吉,稲垣秋吉,千種庵春吉。

千種庵(3代) ちくさあん

1811-1860 江戸時代後期の狂歌師。
文化8年生まれ。江戸本所で青物屋をいとなむ。燕栗園千寿(ささぐりえん-ちほぎ)の門にまなび,のち千種庵3代を襲名した。万延元年閏(うるう)3月9日死去。50歳。姓は梅沢。通称は林太郎。初号は菅原磐樹,のち千種庵磐樹。別号に琇唫社。

千種庵(2代) ちくさあん

宇治紫文(うじ-しぶん)(初代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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