大井 広(読み)オオイ ヒロム

20世紀日本人名事典 「大井 広」の解説

大井 広
オオイ ヒロム

大正・昭和期の歌人,国文学者



生年
明治26(1893)年1月28日

没年
昭和18(1943)年7月10日

出生地
長野県

学歴〔年〕
長野師範中退

経歴
中学教員をしながら京大に進み、卒業後は神戸第一高女高等科で教え、のちに立命館大教授になる。大正4年から太田水穂師事して「潮音」などに短歌を発表し、昭和7年「きさらぎ」を刊行。同年歌論集「南窓歌話」を、10年「悲心抄」を刊行。没後白檀」「雲龍」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大井 広」の解説

大井広 おおい-ひろむ

1893-1943 大正-昭和時代前期の歌人,国文学者。
明治26年1月28日生まれ。神戸第一高女,立命館大でおしえたのち,「国語国文の研究」を編集。大正4年歌誌「潮音」の創刊に参加,以後太田水穂に師事。昭和18年7月10日死去。51歳。長野県出身。京都帝大卒。歌集に「きさらぎ」「白檀」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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