安賀多神社(読み)あがたじんじや

日本歴史地名大系 「安賀多神社」の解説

安賀多神社
あがたじんじや

[現在地名]延岡市古川

旧延岡城下の北西、五ヶ瀬川北岸の水田中の比高約一〇メートルの小丘上に鎮座祭神は天照大神・手力雄命ほか五神。旧県社。社伝によれば、養老元年(七一七)いま山に勧請し、神明宮と称した。天正六年(一五七八)大友氏が土持氏領の当地を攻略した際兵火にかかり焼失したという。延岡藩有馬氏時代に延岡領内総守護神として再興され、以降延岡藩歴代の崇敬を受け、藩主によって再建・修理がなされた。有馬氏時代について記した正徳三年(一七一三)の御城并町在所々覚書(内藤家文書)によれば、土持氏の祈願所であった地(現在地)に有馬直純が寛永元年(一六二四)天照太神宮を勧請し、日照山神宮じんぐう寺を創建

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報