小代 為重(読み)ショウダイ タメシゲ

20世紀日本人名事典 「小代 為重」の解説

小代 為重
ショウダイ タメシゲ

明治〜昭和期の洋画家



生年
文久3年10月11日(1863年)

没年
昭和26(1951)年6月1日

出生地
肥前国佐賀

旧姓(旧名)
中野

学歴〔年〕
慶応義塾本科中退

経歴
工部省修技校に学び、百武兼行洋画を習った。明治22年明治美術会創立に参加、会員となり、29年黒田清輝らの白馬会結成に参加、同展に出品した。16年から千葉師範、千葉中学教師、19年工部大学校雇、21年東京電信学校助教授となった。33年欧州に遊学、34年青山学院中等部、青山女学院で教え、逓信博物館に長く勤めた。代表作に「房州海岸にて」「久米桂一郎像」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小代 為重」の解説

小代為重 しょうだい-ためしげ

1863-1951 明治-昭和時代前期の洋画家。
文久3年10月11日生まれ。百武兼行(ひゃくたけ-かねゆき)にまなび,千葉師範教諭,東京電信学校助教などをつとめる。明治美術会,白馬会の結成に参加し,のち逓信博物館で絵はがきや記念切手意匠を考案した。昭和26年6月1日死去。87歳。肥前佐賀出身。工部省修技校卒。旧姓は中野。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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