服部 正也(読み)ハットリ マサヤ

20世紀日本人名事典 「服部 正也」の解説

服部 正也
ハットリ マサヤ

昭和期の銀行家,実業家 ルワンダ名誉総領事;元・世界銀行副総裁。



生年
大正7(1918)年10月13日

没年
平成11(1999)年11月29日

出生地
長崎県大村市

出身地
三重県

学歴〔年〕
東京帝大法学部〔昭和16年〕卒,ミネソタ大学大学院〔昭和26年〕修了

主な受賞名〔年〕
ルワンダ政府コマンドールドードルナショナル勲章〔昭和46年〕,毎日出版文化賞〔昭和47年〕「ルワンダ中央銀行総裁日記」

経歴
銀行幹部の息子として生まれ、少年時代を上海ロンドンですごす。東大卒業と同時に海軍召集、海軍大尉で復員戦後、昭和22年日本銀行に入行。主として国際畑を歩いた。国際通貨基金(IMF)を経て、40年アフリカの新興国ルワンダに中央銀行総裁として出向し大成功を収めたのは有名。46年日銀に戻り、外事審議役。47年世界銀行に転じ、51年から経理局長。55年日本人で初めての世銀副総裁に就任。58年退職し、60年服部事務所を設立。ケーヨーリゾート開発社長、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル社長もつとめた。著書に「ルワンダ中央銀行総裁日記」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「服部 正也」の解説

服部正也 はっとり-まさや

1918-1999 昭和時代後期の銀行家。
大正7年10月13日生まれ。昭和16年台湾銀行にはいり,直後に海軍予備学生となる。22年日本銀行にはいり,国際畑をあるく。40年国際通貨基金(IMF)に出向。同年から6年間ルワンダ中央銀行総裁をつとめ,同国の金融・財政制度の確立につくした。47年世界銀行に転じ,55-58年副総裁。平成11年11月29日死去。81歳。三重県出身。東京帝大卒。著作に「ルワンダ中央銀行総裁日記」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「服部 正也」の解説

服部 正也 (はっとり まさや)

生年月日:1918年10月13日
昭和時代の銀行家;実業家。ルワンダ名誉総領事;シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル社長
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android