牛田 雞村(読み)ウシダ ケイソン

20世紀日本人名事典 「牛田 雞村」の解説

牛田 雞村
ウシダ ケイソン

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治23(1890)年8月14日

没年
昭和51(1976)年10月12日

出生地
神奈川県横浜市

本名
牛田 治

別名
別名=春日 光(カスガ ヒカル)

学歴〔年〕
東京中央商〔明治39年〕卒

主な受賞名〔年〕
樗牛賞(第1回)〔大正6年〕「鎌倉の一日」

経歴
明治40年17歳で松本楓湖の安雅堂画塾に入る。大正3年第1回再興院展に「柳」を出品、院友となる。同年今村紫紅らと赤曜会結成。初期院展を担うホープとみられたが、結局同人に迎えられることなく、昭和21年以後公募展に出品しなくなった。23年春日光の名で新橋演舞場の舞台美術を担当。以後、舞台美術を中心に手がけるようになる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「牛田 雞村」の解説

牛田雞村 うしだ-けいそん

1890-1976 明治-昭和時代の日本画家。
明治23年8月14日生まれ。松本楓湖(ふうこ)に入門。巽(たつみ)画会に出品。大正3年日本美術院の再興に参加し,同年今村紫紅らと赤曜会を結成。6年「鎌倉の一日」で院展樗牛(ちょぎゅう)賞。大和絵伝統をふまえた風景画をえがいた。昭和51年10月12日死去。86歳。神奈川県出身。本名は治(はる)。作品に「蟹港二題」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android