盲目(読み)モウモク

デジタル大辞泉 「盲目」の意味・読み・例文・類語

もう‐もく〔マウ‐〕【盲目】

[名・形動]
目の見えないこと。
他のものが目に入らず、理性的な判断ができないこと。また、そのさま。「恋は盲目

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「盲目」の意味・読み・例文・類語

もう‐もくマウ‥【盲目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 目が見えないこと。また、その人。また、目が見えなくなること。
    1. [初出の実例]「この行長入道、平塚物語を作りて、生仏といひける盲目に教て語らせけり」(出典:徒然草(1331頃)二二六)
    2. [その他の文献]〔李商隠‐行次西郊詩〕
  3. ( 形動 ) 理性を失って、適切な分別・判断ができないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「若し相原が盲目な膂力を持ってゐる昧者であったら〈略〉生憎相原は怜悧である」(出典:灰燼(1911‐12)〈森鴎外〉一三)
  4. 目視によらず、計器だけをたよりに運行・作動すること。「盲目飛行

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android