花田 凌雲(読み)ハナダ リョウウン

20世紀日本人名事典 「花田 凌雲」の解説

花田 凌雲
ハナダ リョウウン

大正・昭和期の仏教学者 龍谷大学学長。



生年
明治6年1月5日(1873年)

没年
昭和27(1952)年11月29日

出生地
広島県

別名
号=衆甫

経歴
新聞記者や興正寺円頓学寮講師などを経て大正3年仏教大学の講師となる。10年には西本願寺執行に任ぜられ、浄土真宗宗政に参画した。のち勧学や安居綜理などを歴任し、昭和6年龍谷大学学長に就任。この間、たびたび西本願寺で「唯識三十頌」の副講を勤めたほか、安居で「浄土論」の講義を行い、真宗きっての仏教学者として知られた。著書に「仏教提要」「最近異解異安心問題の検討」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「花田 凌雲」の解説

花田凌雲 はなだ-りょううん

1873-1952 大正-昭和時代の仏教学者。
明治6年1月5日生まれ。浄土真宗本願寺派の僧。大正3年仏教大(現竜谷大)講師,13年勧学,昭和6年竜谷大学長となる。この間西本願寺の執行(しゅぎょう)をつとめ,宗政にもかかわった。昭和27年11月29日死去。79歳。広島県出身。号は衆甫。著作に「仏教提要」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例