覚信(読み)かくしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚信」の解説

覚信 かくしん

1065-1121 平安時代後期の僧。
治暦(じりゃく)元年生まれ。藤原師実の子。法相(ほっそう)宗。大和(奈良県)興福寺頼信について出家し,法相・唯識(ゆいしき)をまなぶ。一乗院主となり,康和2年興福寺別当となる。永久4年南都僧としては行基以来の大僧正に任じられた。保安2年5月8日死去。57歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android