康平(読み)コウヘイ

デジタル大辞泉 「康平」の意味・読み・例文・類語

こうへい〔カウヘイ〕【康平】

平安中期、後冷泉ごれいぜい天皇の時の年号。1058年8月29日~1065年8月2日。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「康平」の意味・読み・例文・類語

こう‐へい カウ‥【康平】

[1] 世が治まりおだやかなこと。
[2] 平安時代、後冷泉天皇の代の年号。天喜六年(一〇五八八月二九日、大極殿火災により改元。康平八年(一〇六五)八月、治暦と改めた。関白藤原頼通の時代出典は「後漢書‐梁統伝」に「文帝寛恵柔、克遭世康平」とあるのによる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本の元号がわかる事典 「康平」の解説

こうへい【康平】

日本の元号(年号)。平安時代の1058年から1065年まで、後冷泉(ごれいぜい)天皇の代の元号。前元号は天喜(てんぎ)。次元号は治暦(じりゃく)。1058年(天喜6)8月29日改元。御所の大極殿と法成(ほうじょう)寺が相次いで火災に見舞われたことから行われた(災異改元)。『後漢書(ごかんじょ)』を出典とする命名。1062年(康平5)、陸奥守源頼義(よりよし)は、厨川柵(くりやがわのさく)で安倍貞任(さだとう)を討ち取り、前九年の役が終わった。

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

普及版 字通 「康平」の読み・字形・画数・意味

【康平】こうへい

太平。

字通「康」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android