鈴木不二三(読み)すずき ふじぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木不二三」の解説

鈴木不二三 すずき-ふじぞう

1828-1912 幕末-明治時代の水利事業家。
文政11年11月11日生まれ。日向(ひゅうが)(宮崎県)延岡(のべおか)藩士。明治2年高千穂世直し一揆(いっき)鎮圧のため臼杵郡(うすきぐん)上野(かみの)村におもむく。水利がわるく水田をつくれない農民窮状を知り,上野・下野両村の有志出資をつのり,翌年から13年間かけて天ケ淵用水(のち浜の瀬用水)を開削した。明治45年2月22日死去。85歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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