陣内 伝之助(読み)ジンナイ デンノスケ

20世紀日本人名事典 「陣内 伝之助」の解説

陣内 伝之助
ジンナイ デンノスケ

昭和期の医学者 近畿大学名誉教授;大阪大学名誉教授。



生年
大正1(1912)年11月8日

没年
昭和62(1987)年8月30日

出生地
佐賀県

学歴〔年〕
九州帝国大学医学部医学科〔昭和11年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和19年〕

主な受賞名〔年〕
勲二等瑞宝章〔昭和61年〕

経歴
昭和17年九大医学部助手、20年助教授、23年岡山医大(現・岡山大)教授、38年阪大教授を歴任。49年近大付属病院長となる。また42年には日本移植学会会長をつとめ、犬を使った肝臓移植実験を行った。著書に「術前後の管理と合併症」「胃手術のすべて」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「陣内 伝之助」の解説

陣内伝之助 じんない-でんのすけ

1912-1987 昭和時代の外科学者。
大正元年11月8日生まれ。岡山医大教授をへて,昭和38年阪大教授。49年近畿大教授兼付属病院長となる。消化器外科を専門とし,胃がんの拡大根治手術を提唱。日本移植学会会長,肝臓移植研究会会長として肝臓移植の基礎研究,基準づくりをすすめた。昭和62年8月30日死去。74歳。佐賀県出身。九州帝大卒。著作に「胃手術のすべて」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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