1次産品共通基金(読み)いちじさんぴんきょうつうききん(その他表記)Common Fund for Commodities

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「1次産品共通基金」の意味・わかりやすい解説

1次産品共通基金
いちじさんぴんきょうつうききん
Common Fund for Commodities

1次産品価格の乱高下を防ぐために設立された基金。商品別に国際商品協定を締結させ,価格安定のための商品買入資金を融資する「第1の窓」と,1次産品の生産性向上と開発のための研究開発,加工マーケティングなどに融資または贈与する「第2の窓」から成る。 1976年の国連貿易開発会議 UNCTAD1次産品総合計画一環として提唱された。当初は 18品目にわたる1次産品の国際価格の安定をはかるため 107億ドルの共通基金を創設する計画であったが,数次の交渉の結果,80年に当初の計画を大幅に縮小して7億 5000万ドルの基金設立で合意し,89年6月に批准国の会合が開催され,協定発効が採択された。

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