3-インドリル酢酸(読み)インドリルサクサン

化学辞典 第2版 「3-インドリル酢酸」の解説

3-インドリル酢酸
インドリルサクサン
3-indolylacetic acid

C10H9NO2(175.18).インドール酢酸ヘテロオーキシンともいう.トリプトファン代謝生成物から生成し,人尿,トウモロコシの芽などに存在する.インドールホルムアルデヒドシアン化ナトリウムを作用させて生じるインドリルアセトニトリルを加水分解して合成される.無色結晶.融点165 ℃.pKa 4.75.エタノール,エーテルアセトンに易溶.脱炭酸してスカトールになりやすい.植物体の生長ホルモン作用があり,つぎ木の活着,発根促進などに利用される.[CAS 87-51-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む