3-インドリル酢酸(読み)インドリルサクサン

化学辞典 第2版 「3-インドリル酢酸」の解説

3-インドリル酢酸
インドリルサクサン
3-indolylacetic acid

C10H9NO2(175.18).インドール酢酸ヘテロオーキシンともいう.トリプトファン代謝生成物から生成し,人尿,トウモロコシの芽などに存在する.インドールホルムアルデヒドシアン化ナトリウムを作用させて生じるインドリルアセトニトリルを加水分解して合成される.無色結晶.融点165 ℃.pKa 4.75.エタノール,エーテルアセトンに易溶.脱炭酸してスカトールになりやすい.植物体の生長ホルモン作用があり,つぎ木の活着,発根促進などに利用される.[CAS 87-51-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む