Eインク(読み)いーいんく(英語表記)E-Ink

日本大百科全書(ニッポニカ)「Eインク」の解説

Eインク
いーいんく
E-Ink

アメリカのEインク社E Ink Corp.が開発した電子機器用ディスプレー装置。2002年に発表。電子ペーパーの一種で、軽量で紙のように折り曲げることができる。バックライトを必要とせず、反射光のみで実用的な表示ができるため、アマゾンのキンドルKindleや楽天のコボKobo、ソニーのリーダーReaderなど、多くの電子ブックをはじめ、各種電子端末、ノートパソコンのサブ表示部分などに利用されている。

 電気泳動方式とよばれる技術を採用し、カプセルに帯電した白と黒の粒子を入れ、電圧を上下させることでグレースケール表示をする。画像の保持に電力を必要としないため、他の表示装置に比べ消費電力が少なくてすむ。ただし、グレースケールの表示の書き換えに一定の時間を要するため、スクロール表示や動画などの文字や静止画以外の表示には適さない。カラー表示の製品もあるが、コントラストが低く色数も少ないため、現状では白黒表示の製品がほとんどである。また、暗い場所で閲覧ができるように製品段階でフロントライトを付加したものもある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

国民栄誉賞

内閣総理大臣表彰の一つ。1977年内閣総理大臣の福田赳夫の決裁により設けられた。「広く国民に敬愛され,社会に明るい希望を与えることに顕著な業績のあった者」に贈られる。第1回受賞者はプロ野球選手の王貞治...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android