引折(読み)ヒオリ

デジタル大辞泉 「引折」の意味・読み・例文・類語

ひ‐おり〔‐をり〕【引折/日折】

平安時代内裏馬場5月5日左近衛さこんえ舎人とねり翌日には右近衛舎人競馬騎射をしたこと。また、その日。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引折」の意味・読み・例文・類語

ひき‐お・る ‥をる【引折】

〘他ラ四〙
① 折れるほど強く引く。楫(かじ)が折れるほど強く引きつけて漕ぐ。ひきたわめる。
万葉(8C後)二〇・四三三一「朝凪水手(かこ)整へ 夕潮に 楫比伎乎里(ヒキヲリ)(あども)ひて 漕ぎゆく君は」
二つに折る。折って二重にする。また、引きよせて折る。
※殿暦‐長治二年(1105)正月二六日「結緒切て、ふたへにひきをりて」
着物を折って、頭からかぶる。
今昔(1120頃か)二九「中将泣々く起て衣一つ許を引折て、竊(ひそか)に其の教へつる遣戸を出て」

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