NAVER(読み)ねいばー

知恵蔵「NAVER」の解説

NAVER

韓国のNHN社が提供するウェブ検索サービス。韓国では61.9%と圧倒的シェアを誇る(2009年4月時点)。2位はDaum(19.7%)で、GoogleとYahoo!はあわせても11%程度に過ぎない。サムソン(三星)グループの社内ベンチャーが開発し、1999年にNHNの前身ネイバーコム(Naver.com)社がサービスを始めた。翌年、日本市場にも参入したが、十分に浸透することなく、2005年に撤退。その間、韓国内では順調にシェアを伸ばし、03年にYahoo!Koreaを抜いてからは、トップの座に君臨し続けている。
だが、中国最大手の百度(Baidu)と同じく、脱ローカルによる海外市場の開拓が課題とされる。その意欲は強く、2007年11月には、巻き返しを期して日本に再上陸し、ネイバージャパンを設立した。09年7月には、日本向けNAVER(ベータ版)のサービスを再開している。日本市場では「意味のある第3位をめざす」(同社代表取締役・森川亮氏)という。
NAVERの特徴は、検索結果が横断表示されること。グリーンを背景にした検索ウィンドウに入力すると、分割された1画面の中にウェブページ・ブログ・画像・動画・Q&A、そして広告(ショッピング)の検索結果がまとめて表示される。
もう一つの特徴は、ユーザーがある「お題」を設定し、他のユーザーがそこに情報を加え、データベースを作り上げていく「まとめ」と呼ばれるサービス。ネット大国の韓国ではユーザー参加型のコンテンツが多い。NAVERのコンセプトは「探しあう検索」(サーチコミュニケーションプラットホーム)というもの。ユーザーの情報交換によって「集合知」を構築していく「まとめ」は、このコンセプトがベースになっている。

(大迫秀樹   フリー編集者 / 2009年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

知恵蔵mini「NAVER」の解説

NAVER

韓国のNHN Corporationが展開するウェブ検索サービス、および、同社の日本法人であるLINE株式会社が日本で提供しているウェブサービス事業のブランド名。1999年、韓国でウェブ検索サービスの提供を開始。2003年にYahoo! Koreaを抜き、同国トップシェアの検索サービスへと成長した。日本では00年からサービスを展開していたが、05年に撤退。09年、基本の総合検索機能に、ユーザー参加型の情報提供サービス「NAVERまとめ」など特徴的な機能を加えた検索サービス「NAVER」で再参入、NAVERブランドで「NAVER辞書」などのサービスも展開した。13年、LINEが「NAVERまとめ」を除く「NAVER」検索サービスと、NAVERブランドのサービスの提供を、同年12月18日で終了すると発表した。

(2013-11-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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