天平感宝(読み)テンピョウカンポウ

デジタル大辞泉 「天平感宝」の意味・読み・例文・類語

てんぴょうかんぽう〔テンピヤウカンポウ〕【天平感宝】

奈良時代聖武天皇の時の年号。749年4月14日~同年7月2日。

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精選版 日本国語大辞典 「天平感宝」の意味・読み・例文・類語

てんぴょうかんぽう テンピャウ‥【天平感宝】

奈良時代、聖武天皇の代の年号。天平二一年(七四九)四月一四日に陸奥国から黄金を献ぜられ改元、同年七月二日に天平勝宝元年となる。

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日本の元号がわかる事典 「天平感宝」の解説

てんぴょうかんぽう【天平感宝】

日本の元号(年号)。奈良時代の749年、聖武(しょうむ)天皇の代の元号。前元号は天平(てんぴょう)。次元号は天平勝宝(てんぴょうしょうほう)。749年(天平21)4月14日改元。陸奥国から黄金が献上されたことを祥瑞として行われた(祥瑞改元)。日本で初めて使われた4文字の元号。749年(天平感宝1)7月2日に聖武天皇が退位し、皇女の阿倍(あべ)内親王即位(孝謙(こうけん)天皇)。同日、天平勝宝に改元されたため、天平感宝年間はわずか3ヵ月弱である。このため、文献史料にこの元号が記述されることはほとんどない。◇「てんびょうかんぽう」とも読む。

てんびょうかんぽう【天平感宝】

⇒天平感宝(てんぴょうかんぽう)

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