VFX(読み)ぶいえふえっくす

日本大百科全書(ニッポニカ)「VFX」の解説

VFX
ぶいえふえっくす

映像技術の一つで、コンピュータ・グラフィクスCG)などのデジタル合成技術による視覚効果技術の総称。現実にはあり得ないような世界や未知の宇宙空間の描写、想像上の場所や人物、物体などのリアルな再現をするための技術で、映画やコマーシャルフィルムなどに多用されている。visual effectsの語音から派生した名称で、ビジュアル(視覚)効果、ビジュアルエフェクツともいう。映像作品では、従来、あり得ないような映像をつくりだすために、特殊効果撮影技術(SFX:special effects cinematography)という、撮影した映像を使った合成技術が用いられていた。VFXは、CGやデジタル合成技術の発展を土台に、それらを組み合わせた特殊効果の精度が高められたことによって、撮影した映像を使わなくとも特殊な効果をあげることができる。

 VFXという呼称は、1970年代に一世を風靡(ふうび)したアメリカの映画監督スピルバーグの作品などで使われるようになった。1990年代以降は、日本の映画やテレビ番組でもVFXが頻繁に使われている。

[編集部]

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知恵蔵「VFX」の解説

VFX

宇宙や怪獣など想像上の世界や再現不可能な現象を、映像によって再現するために使われる視覚効果技術のこと。特殊効果、すなわちスペシャルエフェクツ(special effects)の語感からSFX(エスエフエックス)といわれていたが、1977年、スティーブン・スピルバーグ監督の「未知との遭遇」あたりからタイトルにVFXという言葉が使われ始め、CG(コンピューター・グラフィックス)技術が多用されるようになった現在、VFXという言葉が一般化している。かつての日本では“特撮"、現在は“特技"といわれるVFX技術は、SF映画やアクション映画の専門技術ではなく、基本的な合成技術のことで、あらゆる作品に使われている。このVFX技術は、沈没した豪華大型客船タイタニックの洋上航行を再現したり、大軍団同士の戦闘シーンを展開したり、想像上の生物を出現させて見せたりと、映画の表現方法を広げた。

(宮本治雄 映画ライター / 2007年)

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ASCII.jpデジタル用語辞典「VFX」の解説

VFX

CGやデジタル合成などの特殊視覚効果。もともとは撮影後のフィルムやビデオに対する光学的、電子的な効果を指していたが、特殊撮影も含めた総称として使われることが多い。映画「マトリックス」のシーンなどで使用されている。

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