A重油(読み)エージュウユ

デジタル大辞泉 「A重油」の意味・読み・例文・類語

エー‐じゅうゆ〔‐ヂユウユ〕【A重油】

JIS規格による重油分類で、動粘度(セ氏50度)が20mm2 /s以下のもの。組成軽油とほぼ同じで、ディーゼルエンジンや小型バーナーなどの燃料として農業漁業に用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のA重油の言及

【重油】より

…原油を常圧蒸留して得られる重質の残油を材源として生産されるのでこの名がある。日本では工業用燃料の大部分が重油であったが,石油危機以来,石炭や原子力が重油需要の一部(たとえば電力,鉄鋼,セメントなどの分野)を代替するようになり,最近の重油消費量はA重油を除いてやや低下傾向にある。重油は慣用的にA,B,C重油に分類されるが,これは表に示すJISの1種,2種,3種にほぼ対応するものとみてよい。…

※「A重油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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