20世紀西洋人名事典 「A.アウヴェルス」の解説
A. アウヴェルス
Arthur Julius Georg Friendrich von Auwers
1838 - 1915
ドイツの天文学者。
大学入学後天文観測を行う。1859年〜’62年ケーニヒスベルク大学の助手となり、太陽儀を用い、二重星を観測。’62年博士論文にて、シリウスの軌道を二重星の運動として導く。’66年ベルリンアカデミーの天文学者となり、’78年から終身書記となる。’81年〜’89年までは会長もつとめる。正確な位置を与える恒星カタログを作るために固有運動を調べ、’65年〜’83年にはブラッドレーの観測を吟味し「天文学会新基本星カタログ」「恒星界誌」の仕事に取り組む。’89年少惑星ヴィクトリアを用い、23の天文台の観測から太陽視差を算出。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報