20世紀西洋人名事典 「A.マウラ」の解説
A. マウラ
Antonio Maura
1853 - 1925
スペインの政治家。
元・スペイン首相。
パルマ・デ・マリョル生まれ。
1881年国会議員となり、サガスタの自由党に加わり政界入りした。1892年植民地相となったが1902年(’01年説あり)保守党に鞍替えする。この間「上からの革命」と題し、内政の抜本的改革を主張。同年内務大臣となる。’03年保守党党首権首相となり、モロッコにおける権益についてフランスと協定を結ぶ。’07年再度首相。’09年7月モロッコにおけるスペイン権益の強化を図り、モロッコで反乱が起き「悲劇の一週間事件」と呼ばれる過酷な弾圧で、国際的反スペイン運動を招き、辞職。その後、3度短命内閣を組閣。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報