20世紀西洋人名事典 「A.マーシャル」の解説
A. マーシャル
Alfred Marshall
1842 - 1924
英国の経済学者。
元・ケンブリッジ大学教授。
ロンドン生まれ。
ケンブリッジ大学(数学)[1863年]卒。
ケンブリッジ学派の創始者。ブリストルのユニバーシティー・カレッジ学長兼経済学教授、オックスフォード大学のベリオル・カレッジのフェロー兼経済学講師を経て、1885年ケンブリッジ大学初代経済学教授に就任し、多くの優れた弟子を養成。1890年王立経済学会の設立やその機関誌「エコノミック・ジャーナル」の発刊などに尽力。彼は限界原理を用いて、古典学派も含めたそれまでの経済学を集大成。主著「経済学原理」(1890年)によって世界の経済学会での地位を確立。他の著書に「産業経済学」(夫人と共著、1879年)、「貨幣・信用及び商業」(’23年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報