20世紀西洋人名事典 「A.レル・イ・ガルシア」の解説
A. レル・イ・ガルシア
Alejandro Lerroux y Garcia
1864 - 1949.6.27
スペインの政治家。
元・スペイン首相。
コルドバ県生まれ。
法律関係の仕事をしながら教権主義とカタルーニャ自治主義批判、政治家としての名声を得る。1901年国会議員となり、’06年バルセロナで急進党を結成。共和主義を唱え、一時国外にあったが、政治はしだいに穏健化し、’30年共和革命委員会に加わり、王制崩壊後、第二共和政の共和派・社会党政権の外相となる。’33〜35年の間、右翼政権のもとで数回にわたり首相を務める。しかし、収賄事件に絡むスキャンダルで失墜、ポルトガルへ逃亡した。’47年帰国するが2年後に死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報