20世紀西洋人名事典 「A.G.フランク」の解説
A.G. フランク
Andre Gunder Frank
1929 -
ドイツの経済学者。
元・イースト・アングリア大学教授,アムステルダム大学教授。
西ドイツ出身。
シカゴ大学で経済学を学び、アメリカ、カナダ、ラテンアメリカの大学で教え1973年帰国。’78〜83年英国イースト・アングリア大学教授、’81年からアムステルダム大学で開発経済学教授となる。「従属理論」の代表者の一人で、低開発経済は固有の低開発構造が存在し、先進国の支配が緩むときはじめて真の発展が実現しうると主張した新従属理論を提唱、その理論の国際化に指導的役割を果たす。著書に「ラテン・アメリカの資本主義と低開発」(’67年)、「従属的蓄積と低開発」(’78年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報