A.H.ベックレル(英語表記)Antoine Henri Becquerel

20世紀西洋人名事典 「A.H.ベックレル」の解説

A.H. ベックレル
Antoine Henri Becquerel


1852.12.15 - 1908.8.25
フランス物理学者
元・理工科大学教授,元・科学アカデミー会長。
パリ生まれ。
理工科大学校で学び、1878年パリ自然史博物館に務め、1895年理工科大学教授。初期には光学的研究を主とし、1896年X線の発見に刺激され、1896年放射能を発見。この新放射線がウランカリウムの硫酸複塩から自発的に出ていることを確認し、その効果がウラン元素そのものの作用であることを明らかにした。この新放射能は「ベクレル線」と名付けられ、その後、彼自身がこの線の電離作用を研究し、その一部がX線と異なることを確認。1903年、これらの業績によりキュリー夫妻と共にノーベル物理学賞受賞

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android