20世紀西洋人名事典 「B.ニルソン」の解説
B. ニルソン
Bo Nilsson
1937.5.1 -
スウェーデンの作曲家。
シュレフテオー生まれ。
独学で音楽を学び、18歳で作曲した処女作「フルート、バス・クラリネット、ピアノ、打楽器のための二つの楽曲」が西ドイツで放送されて注目を集める。1956年ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会に参加し、その際初演の「フレクウェンツ」によって認められ、スウェーデンにおける前衛的な作曲家の代表的存在となった。以後、ブレーズらの影響を受けつつ、様々な音響手段を用いて、連作「スツェーネ」(’60〜75年)を発表した。作品はほかに、「マドレーヌのカリヨン」(’75年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報