共同通信ニュース用語解説 「BC級戦犯裁判」の解説
BC級戦犯裁判
第2次大戦後、捕虜虐待や市民への非人道的行為などの「通例の戦争犯罪」「人道に対する罪」に問われた日本国籍の軍人・軍属に対する連合国側の軍事法廷。日本政府のまとめでは約5700人が起訴され、うち4千人以上が死刑や無期・有期刑に処せられた。国内では唯一横浜地裁で開かれ、1945年12月~49年10月、331事件を扱い、1039人を起訴、51人が絞首刑となった。伝聞の証言が採用されて公平性を欠いたとの指摘がある一方、無罪判決や減刑もあった。東条英機元首相ら指導者は「平和に対する罪」でA級戦犯として極東国際軍事裁判(東京裁判)で裁いた。
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