20世紀西洋人名事典 「C.ベルナーリ」の解説
C. ベルナーリ
Carlo Bernari
1909 -
イタリアの小説家。
本名C. ベルナール。
処女作「三人の工員」(1934年)はペシミスティックな筆致で、第一次世界大戦後の混乱期から、ファシズムの台頭、労働運動の盛衰といった社会・政治状況と自己の体験を重ね合わせながら、三人の青年の運命を描いた作品。他の作品に「ささやかな希望」(’49年)、「フロントグラスの亀裂」(’71年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報