CIDNP(読み)シーアイディーエヌピー

化学辞典 第2版 「CIDNP」の解説

CIDNP
シーアイディーエヌピー

chemically induced dynamic nuclear polarization(化学誘起動的核分極)の略称.ラジカル中間体を経由する化学反応途中で,反応生成物のNMRシグナルが異常に強い吸収あるいは放出として観測される現象.ラジカル中間体を経由した生成物の核スピン分布が,熱平衡状態にある場合とは異なることにもとづく.高感度でラジカルを検出してその構造を推定することができ,また短寿命のラジカルを検出できるため,ラジカル反応機構速度論の研究に用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む