化学辞典 第2版 「CPK模型」の解説
CPK模型
シーピーケーモケイ
CPK model
Corey-Pauling-Koltun分子模型の略称.原子半径を考慮して空間を充填した分子模型で,プラスチック製の各種原子をコネクターでつないでつくる.玉と棒でできた分子模型と違って,結合部分となるコネクターは結合距離に相当しないが,結合方向を固定できるように工夫されている.分子の全体的な大きさや形,分子中の原子の混み具合,立体障害の程度などをみるのに便利である.一方,原子核の位置が示されていないので,結合距離や原子核間距離を知るには不便である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報